うつ病情報館

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心の病気の分類方法

うつ病を含む心の病気の分類には、DSM-ⅣとICD-10と呼ばれる二つの分類がよく使われてます。原因に関係なく症状によって分類する方法です。DSMはAPA(アメリカ精神医学会)による分類方法で、ICD-10はWHO(世界保健機関)による分類方法です。

心の病気の分類方法:DSM

DSMとはAPA(アメリカ精神医学会)による分類(精神疾患の分類と診断の手引)です。DSMは既に4回改訂されており、DSM-Ⅳ-TRが最新版で、2012年にはDSM-Vが発表される予定です。DSMの特徴は「操作主義」と、病気の原因を問わず「症状で分類」することです。「操作主義」とは、診断する人の主観で診断が左右されずに、誰が診断しても同じ診断名になる客観的な診断基準を意味しています。「症状で分類」するとは、病気の原因によって分類するのではなく、精神疾患をその症状や病気の経過に基づいて診断カテゴリーに分ける分類方法を示しています。例えば、DSM-Ⅳには、病気の原因を想定した神経症という用語はなく、神経症に相当するものとして、不安性障害・身体表現性障害・解離性障害・摂食障害・適応障害などの用語が使われています。また、精神分裂病は統合失調症に変更されています。統合失調症は単一の病気でなく症状群で、原因は不明ながら脳の機能異常が関係しているという考え方がこの呼称変更の背景にあるようです。

心の病気の分類方法:ICD-10

ICD-10とはWHO(世界保健機関)による国際疾患分類第10版を指します。ICD-10は精神疾患だけでなく全ての疾患を分類しており、第5章「精神および行動の障害」がうつ病を含む精神疾患に該当する章です。DSM-Ⅳと同様の分類で、厚生省の統計などではICD-10が使われています。

※DSM-Ⅳ:Diagnostic and Statisutical Manual of Mental Disorders 4th Edition
※ICD-10:International Classification of Disease

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