うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

冬季うつ病の症状

季節性情動障害(SAD)である冬季うつ病の症状の特徴は、倦怠感や気力の低下などに加えて過眠や過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲しがる傾向が強くなる)の症状があることです。冬季うつ病は、いったん発症すると毎年繰り返す傾向があります。冬季うつ病の好発年齢は20歳前半で、患者の男女比を見ると女性が圧倒的に多く、男性のおよそ4倍といわれています。
季節性情動障害(SAD:Seasonal Affective Disorder 季節性感情障害、季節性感情障害とも呼びます。)の多くが冬季うつ病(Winter Depression)で、症状が10-11月頃に始まって2-3月頃に治まる、というサイクルを繰り返し、冬以外の季節は健康であることが多いといわれています。冬季うつ病が発症するメカニズムは分かっていませんが、高緯度で冬季の日照時間が短い地域で発症率が高く、短い日照時間と関係していることが分かっています。日照時間が短くなる⇒光の刺激が減る⇒脳内セロトニンが減少して活動性が低下する⇒更にメラトニン(昼と夜のリズムを司るうホルモン)の分泌に変調が起こる⇒冬季うつ病の症状が現われる、と考えられています。冬季うつ病の治療には、薬物療法だけでなく光照射療法が有効とされています。

※冬だけでなく夏や梅雨の季節などの他季節に発症するSAD(季節性情動障害・季節性気分障害・季節性感情障害)もあります。夏季型SADは食欲低下(体重減少)や不眠などの症状が出ることが多いです。
※過眠と過食(特に甘いものを好む)において、冬季うつ病は非定型うつ病と似ていますが、相違点は、冬季うつ病は光療法に反応しますが非定型うつ病は反応しません。また、冬季うつ病は温和で問題行動(アクティングアウト)を起こすことは稀ですが、非定型うつ病はしばしば問題行動が見られます。

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