うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

気分変調性障害の診断

気分変調性障害(気分変調症)とは、軽症の抑うつ状態が長期間持続することを特徴としており、これを必須の基本症状とした診断基準があります。抑うつ状態は大うつ病性障害ほど重症ではないため、専門医による治療を受けていないことが多いようです。また、気分変調性障害(気分変調症)は軽症慢性例を一括して含む不明瞭な状態で、軽症大うつ病や非定型うつ病などとの違いは曖昧ですし、若年での発症の場合はAD/HDや統合失調症の初期との関係もきちんと診断されなければいけない、など気分変調性障害(気分変調症)の診断に関しては議論の余地があるようです。気分変調性障害の多くが経過の中で大うつ病を発病するともいわれています。これを重複うつ病といいます。

DSM-Ⅳ-TR診断基準:気分変調性障害(dysthymic disorder)

次のA)~C)のうち、基本症状であるA)を満たすことを必須として、抑うつ状態の期間において、B)のうち少なくとも2つの症状と併せて合計3つ以上の症状に該当し、且つC)を満たす場合に、気分変調性障害と診断されます。
A)抑うつ気分
ほぼ1日中抑うつ気分が続く。期間を通して抑うつ気分を感じる日の方が感じない日よりも多い。自覚症状としての抑うつ気分、また他者の観察による抑うつ気分が、成人では少なくとも2年間、幼年・少年・青年期では少なくとも1年間ある。青年期までの症状においてはいらいら感のこともある。
B-1)食欲減退もしくは過食
B-2)不眠もしくは過眠と
B-3)気力の低下、または疲労
B-4)自尊心の低下
B-5)集中力低下、または決断困難
B-6)絶望感
C-1)Aの経過において、連続して症状が消えた期間が2ヶ月未満。
C-2)Aの経過において、大うつ病エピソードの判断基準では追求不可能(慢性の大うつ病性障害または大うつ病性障害、部分寛解ではうまく説明されない。)
C-3)躁病エピソード、混合性エピソード、軽躁病エピソードがあったことはなく、また気分循環性障害の基準を満たしたこともない。
C-4)精神分裂病・妄想障害のような慢性的な精神病性障害の罹病と関わりなく症状が現れる。
C-5)薬物使用や投薬などの物質の直接的な生理学的作用や,一般身体疾患(甲状腺機能低下症など)による症状ではない。
C-6)症状が臨床的に著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能を低下させている。

 - うつ病の診断基準

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