うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

パニック障害

パニック障害とは、突然に前触れもなく起こるパニック発作を中心症状とした不安障害です。パニック障害の原因は解明されていませんが、パニック障害の原因としては、ストレス・環境・遺伝・パニック発作誘発物質・脳内神経伝達物質が考えられています。パニック障害の中心症状であるパニック発作に加えて、予期不安と広場恐怖がパニック障害の特徴的症状です。パニック障害の症状が進むとパニック発作の頻度が多くなり、パニック発作を繰り返えすうちに強い不安や恐怖がトラウマになり、予期不安や広場恐怖に進みます。パニック障害は慢性化しやすく、パニック障害が原因でうつ病を併発することがありますが、このうつ病はパニック障害による 続発性(二次性)うつ病であるため、パニック障害の治療により消失するとされています。パニック障害の治療としては薬物療法や認知行動療法などの精神療法のほか呼吸法などの治療方法があります。ただ、パニック障害の治療が不十分だったり、パニック発作がさほど激しくないために治療されずにいると、残遺症状と呼ばれる発作症状ほど激しくない軽い症状が続くことがあります。精神科や心療内科などの病医院で専門医の受診することが、パニック障害克服の第一歩と考えるのがよいようです。

パニック障害の症状:パニック発作

パニック障害の診断準では、下記の症状のうち4つ以上が同時に突然起こり、10分以内にピークに達するのがパニック発作です。3つ以下の場合は症状限定発作と呼びます。これら発作症状に伴って常にある症状が自分ではコントロールしがたい激しい不安感です。パニック障害と診断するには、検査で身体的異常がないことが前提になりますし、予期しないパニック発作が繰り返し起こる、予期不安や死んだり狂ったりするのではという恐怖など心気症的不安などが1ヶ月以上続く、などが基準としてあります。
○動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
○発汗
○全身の震えや手足の震え
○息切れ感または息苦しさ
○窒息感、または喉がつまった感じ
○胸痛や胸部の圧迫感不快感
○吐き気や医の不調、腹部の不快感
○めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じ
○現実感がない、離人症状(自分が自分でない感じ)
○常軌を逸する、気が狂ってしまいそうな恐怖
○このまま死ぬのではないかという恐怖
○異常感覚(皮膚感覚麻痺、またはうずく感じ)
○冷感または熱感(皮膚が冷たい、または熱いという感じ)

パニック障害の症状:予期不安

パニック発作は非常に強烈な体験です。その発作をを繰り返すと、「また起こるのでは」と不安に囚われ、ときには死の恐怖さえ感じたります。これが予期不安です。発作を起こすことによる状況を恐れ、また起きるのではないかとさらに不安に感じます。発作の度に予期不安が増すという悪循環に陥ると、外に出られなくなってしまう事もあります。 発作の回数が減っても、なかなか消失しないのが、予期不安の特徴です。

パニック障害の症状:広場恐怖

パニック障害のパニック発作においては、発作が起こった場所や状況は発作の原因と全く関係ありません。ですが、特定の場所や状況をパニック発作という強烈な経験と結びつけた予期不安をもつと、特定の場所や状況を恐怖の対象として避けるようになります。広場恐怖とは、このように特定の場所や状況を恐れて避けようとする行動(回避行動・逃避行動)を指します。

※従来の不安神経症と呼ばれた病態は、DMSの診断基準によって全般性不安障害(GAD)かパニック障害(PD)に診断されます。
※パニック障害(PD):panic disorder

 - うつ病と不安障害

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