うつ病情報館

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PTSD・ASD・C-PTSD

心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、トラウマ(心的外傷=心の傷)が原因になって心身に症状が現われる障害です。トラウマの原因は、事故・災害・犯罪・重い病気など体験・目撃・直面することで起こる強いストレスです。発症直後は急性ストレス障害(ASD)と診断されますが、症状が1ヶ月以上続く場合に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されます。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の主な症状としては、再体験症状(フラッシュバック)、回避・麻痺症状、過覚醒症状が挙げられます。急性ストレス障害(ASD)の特徴は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状である再体験・回避・過覚醒に加えて解離性症状と呼ばれる健忘や現実感の喪失、感覚や感情の麻痺などが、トラウマ体験直後に強い反応として現われることです。急性ストレス障害(ASD)は一過性の障害で、ICD10では急性ストレス反応と呼称されています。最近では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)は単発的な出来事による心的外傷で、長期反復的トラウマ体験による心的外傷は複雑性PTSD(C-PTSD)との考え方があります。慢性のPTSDへの治療としては、グループ治療(集団療法)、認知行動療法、薬物療法、EMDR療法などがあります。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の特徴的な症状

○再体験症状(フラッシュバック)
トラウマ体験を夢の中で繰り返し体験したり、普段の生活の中で繰り返しその状況を思い出したりする現象です。この症状が激しい再体験はフラッシュバックと呼ばれ、痛みや臭いさえ生々しく再体験してしまいます。再体験症状(フラッシュバック)の発症を事前に防ぐことは難しく、症状の現われ方も、突発的に発症したり、日に幾度となく苦しんだりと、人によって異なります。この症状によって睡眠障害や外出嫌いになるなどの支障が出たりします。
○回避・麻痺症状
再体験症状(フラッシュバック)を避けるために、トラウマになった出来事を思い出させるような状況や関連した事物を避けたり、出来事そのものを思い出せなかったり、感情が麻痺したりします。この症状によって行動範囲が狭くなり、人との摂食を避け、興味を失って感情的に麻痺したりします。
○過覚醒症状
神経が過敏になって何事にも過敏に反応しやすくなります。延々と続く緊張感で心身が疲労して、集中力の低下やイライラ、極度に警戒心が強くなったりします。

※心的外傷後ストレス障害(PTSD):Post-Traumatic Stress Disorder
※急性ストレス障害(ASD):Acute Stress Disorder
※複雑性PTSD(C-PTSD):Complex post-traumatic stress disorder

 - うつ病と不安障害

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