うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

強迫性障害

強迫性障害とは、かつては強迫神経症と呼ばれていた病気です。不安障害のひとつである強迫性障害(OCD)は、強迫観念と強迫行為の2症状を特徴とします。DSMでは、強迫観念と強迫行為の2症状の両方がなければ強迫性障害とは診断されません。また、日常生活への妨害が1日1時間以上あることも強迫性障害(OCD)の診断基準になっています。 強迫観念と強迫行為は関連することが多く、強迫観念を緩和したり打ち消すために強迫行為を行わずにいられず、重症になると強迫行為の時間が長くなって学業・仕事・家事などに深刻な影響が出ます。症状が起こる状況を避けるために、仕事を続けられなくなったり、人間関係を遠ざけて引きこもり状態になったり、物に触れなくなったりしたりして生活が困難になることもあります。難治性の強迫性障害(OCD)ですが、現在では認知行動療法と薬物療法による評価の定まった治療方法で、完治とはいえないまでも通常の生活程度まで回復が期待できる治療が可能になってきているようです。強迫性障害の治療には時間がかかり根気も必要です。焦らずじっくり治療に取組める環境が大切です。

脅迫性障害の症状:強迫観念

強迫観念とは、馬鹿げていると分かっていても、不要な考えが繰り返し頭の中に起こってきて振り払うことができない考えのことです。強迫観念の中で不潔恐怖に対するものが最も多いといわれています。自分や他人の排泄物や唾液が不潔と感じる、埃やばい菌を過剰に心配する、といった症状です。不完全恐怖もよく見られる強迫観念です。

強迫性障害の症状:強迫行為・儀式的行為

強迫行為とは、必要ないと分かっていても、その考えに反して繰り返し行なってしまう行為のことです。強迫行為として多い症状に確認強迫と洗浄強迫があります。確認脅迫とは、戸締りされているか・ガス栓を閉めたか・電気器具のスイッチは消されているか、など何度も確認する行為で、何度確認してもその行為を本当に行ったか信じられずに、同じ行為を繰り返します。洗浄強迫とは、手洗い・シャワー浴び・部屋の掃除・家具を磨く、などを執拗に繰り返します。

強迫性障害(OCD)と似ている心の病気(OCDと誤診されやすい違う病気)

○パニック障害
OCD患者の1~2割に合併症があるという報告があります。
○恐怖症
恐怖症の恐怖の対象が犬・高い所・エレベーターのような密閉空間など特定の場所や物であるのに反して、OCD患者中には社会恐怖がある人もいるものの、OCD患者の恐怖の対象は、汚れ・他人を傷つけるかもしれないという衝動、など抽象的で避けることのできないものであるところが違います。
○強迫性人格障害
強迫性人格障害(OCPD)とは、完全主義で、極端に秩序や厳密さを好みむ人格障害です。OCDとOCPDは違います。例えば、OCPDでは厳密なとらわれ行為を行うことは「自分にとって望ましいこと」であるのに反して、OCDでは、「自分は望んでいないし、苦痛なのだ。でも、強迫観念を打ち消すため・追い払うために行わないではいられない」のです。OCPDとOCDが合併しているケースは非常に稀とされています。

※強迫性障害(OCD):Obsessive Compulsive Disorder
※パニック障害(PD):Panic Disorder
※強迫性人格障害(OCPD):Obsessive Compulseve Personal Disorder
※DSM(Diagnostic and Statisutical Manual of Mental): APA(アメリカ精神医学会)による分類(精神疾患の分類と診断の手引)です。

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