うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

躁うつ病とは

躁うつ病とは、気分障害の中のⅠ型双極性障害とⅡ型双極性障害(DSM-Ⅳ-TR)に相当し、躁状態とうつ状態の2つの病相を繰り返す精神疾患です。ICD-10では双極性感情障害と呼びます。躁うつ病は、セロトニンなどの神経伝達物質が不安定になり躁うつ病相の症状が現われると考えられていますが、はっきりとした発症メカニズムは分かっていません。この躁うつ病発症の原因としては、遺伝的要因が大きく影響することが知られていますが、一つの遺伝子異常による遺伝病ではなく、多因子遺伝であることが原因解明を難しくしています。一卵性双生児では一人が躁うつ病を発症すると、もう一人も7~8割が発症します。ですが、躁うつ病を発症した人の子供の9割は発症しないことから、親から子に単純に遺伝するといった病気ではないようです。躁うつ病(双極性障害)の原因は遺伝的要因だけでなく、社会・環境的な要因が絡んでいると考えられており、躁うつ病を発病しやすい体型や性格(病前性格)があるともいわれています。循環気質の性格(社交的・善良・親切・情味深い、活発な行動力がある反面ときとして気分が落ち込む)で肥満型の人は躁うつ病になりやすいといわれています。
DSM-Ⅳ-TRでは、双極性障害は症状の重さによって、躁うつ病と呼ばれていたⅠ型双極性障害(躁病とうつ病 )とⅡ型双極性障害(軽い躁症状とうつ症状)、循環症と呼ばれていた気分循環性障害(軽い躁症状と軽いうつ症状)があります。比較的躁状態が軽い躁うつ病(Ⅱ型双極性障害)では、うつ病と診断されていることもあるようです。症状が進むと、対人関係でトラブルを起こしたりして、会社・家族・友人など周囲の人まで巻き込んでしまいます。早めに適切な治療を受けることが大切です。病識(病気であるとの認識)がないことが多く、症状が重症になればなるほど、周囲の説得や説明に対しては耳を貸さないだけでなく怒ったり興奮状態になったりします。症状に気づいたら、専門家の診断を仰ぐのが適切な治療への近道です。

 - うつ病と躁うつ病

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