うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

躁うつ病の治療

うつ病と双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)は別の病気ですから、うつ病の治療と躁うつ病の治療は違います。また、うつ病の治療目標はうつ状態の改善ですが、双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)の治療目標は躁状態とうつ状態の症状の波をいかにコントロールするかが大きな治療目標になります。うつ病も双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)も薬物療法が実施されますが、単極性うつ病と双極性障害では使用する薬が基本的に違います。単極性うつ病の薬は抗うつ薬が基本ですが、双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)では基本的に気分安定薬を用いて気分の変動が大きくならないようにします。双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)のうつ病相期で「うつ」の症状が強い場合は抗うつ薬を使用することがありますが、双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)では抗うつ薬単独では効果がないか、逆に、抗うつ薬による躁転(突然に躁状態が現れること)や、急速交代型(ラピッドサイクラー)に陥ってしまうことで躁鬱混合型(躁とうつが同時に現われる状態)など、結果的に難治化(治療困難性)の可能性があり注意が必要とされています。双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)と確定診断されるまでに数年掛かることも多く、その間にうつ病の治療を受けている人も同様のリスクを抱えています。軽躁状態を伴う双極性2型(Ⅱ型)はうつ病と診断されていることも多く、気分の落込みがなくなった後に、理由もなく気分が高揚して、自信に溢れて絶好調と感じるとしたら、もしかしたら躁うつ病の躁状態かもしれません。医師(専門医)に相談することをおすすめします。双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)は放置すると再発しやすい病気です。正しい診断がされて適切な治療を受けることが非常に重要です。双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)は残念ながら完治は難しいようです。症状が寛解した後も、再発予防のための維持療法が必要といわれています。薬使用に当たっては、薬の使用目的・効果副作用などについて医師から十分な説明をうけて、指示通りに使用することが肝心です。

双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)の治療:薬物療法

双極性障害の躁症状とうつ症状の治療及び再発予防の薬としては、気分安定薬が用いられます。炭酸リチウム、カルバマゼピン、バルプロ酸が代表的です。炭酸リチウムは、躁状態とうつ状態の治療、および双極性障害の予防に有効とされる気分調整薬です。双極性障害の治療薬として最も標準的に使われている薬で、更に自殺予防にも効果があるとされています。
うつ症状の治療には、気分安定薬で効果不十分な場合は抗うつ薬などが追加薬として使われ、躁症状の治療には、抗精神病薬投与や電気痙攣療法などもあります。睡眠導入剤はうつ症状と躁症状の両方の治療に用いられます。

 - うつ病と躁うつ病

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