うつ病情報館

うつ病性障害の原因・症状・診断・治療や適応障害・不安障害などの情報です。うつ病の予防回復には先ずうつ病を理解しましょう。

躁うつ病の経過と予後

躁うつ病(躁鬱病)は、躁状態とうつ状態の期間が周期的に繰り返される病気です。躁うつ病(躁鬱病)の経過の特徴は、この躁病相(躁状態の期間)とうつ病相(うつ状態の期間)以外の躁状態でもうつ状態でもない中間時期(寛解期)には病気でない人となんら変わることがないことです。躁うつ病(躁鬱病)の病相の持続期間は3~9ヶ月が多く、躁うつ病(躁鬱病)の予後は原則として良好で、各病相が寛解した後に精神的欠陥を残さないのが通常とされています。躁うつ病(躁鬱病)の経過の中で注意すべきは、病相を繰り返えす毎に、病相の持続期間が長くなる一方で、病相間隔が短くなって、急速交代型(ラピッドサイクリング)や躁鬱混合型(混合状態)に陥ることです。初期は8年ほどの病相間隔ですが、数年に1回程度から次第に回数が増えていきます。中には、1年に4回以上病相を繰り返すケースがあり、この状態を急速交代型(ラッピッドサイクリング、ラピッドサイクラー)と呼びます。急速交代型(ラッピッドサイクリング、ラピッドサイクラー)に陥ると、うつ状態から躁状態、もしくは躁状態からうつ状態に変わる時に、躁と鬱が同時に現れる混合状態の症状が現われることがあります。躁と鬱の混合状態とは、気分はうつなのに考えや行動は躁の症状といったもので、気分は落ち込み不安が強いのに頭の中に様々なことが浮かんでじっとしていられない、気分は死にたくなるほど憂うつなのに興奮して行動は活発で多弁であるといった風に、躁とうつ(鬱)の症状が混ざっている状態です。
双極性障害(躁うつ病・躁鬱病)には予防薬がありますから、再発を防いだり再発しても軽く済むようです。ですが、一生涯薬を飲み続けるのは簡単なことではなく、薬の服用を止めてしまって再発することがほとんどです。うつ病相に起こりうる自殺という不幸な転帰を除けば、躁うつ病(躁鬱病)は時間の経過に伴って自然に回復しますが、放置していることで社会生活や人間関係に障害が出ます。離婚や失職といった再発を繰り返すことによる二次的な社会的ハンディキャップを無視することはできません。

 - うつ病と躁うつ病

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